グラブ浚渫船とは
グラブバケットによって水底土砂をつかみ揚げ、船舶等が安全に航行できる航路(幅と水深)や泊地を確保するためのに使用する浚渫船です。
海響の特徴
浚渫施工管理システム
GNSS測量機器や浚渫機から各種情報を取り込み自船やバケット位置の把握・誘導ができる「SV-Navi」を導入し、浚渫状況を3Dイメージとして表示することで、手戻り防止や作業の効率化を実現しております。
蓄電システム
発電機を稼働する際の余剰電力をバッテリーに蓄電し、夜間の居住区電力として使用することで停泊時の発電機稼働時間の削減を実現しており
また、発電機稼働中に電力アシストを行うことも可能なため排出ガスや燃料使用量の削減も可能となっております。
居住区設備
船員室は12㎡~18㎡とビジネスホテルのシングルルームと並みの広さを有しており、女性専用室もバス・トイレ・洗濯機などをすべて室内に設置しプライバシーが確保できる形で安心して働ける環境となっています。
その他、トレーニングルームやシアタールームなどの船上で有意義に生活できるようなスペースを整備し、居住環境の向上を図っております。
主要諸元
項目 | |
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全長 | 60.0m |
全幅 | 25.0m |
深さ | 4.5m |
バラストタンク容量 | 90m3×2、180m3×2 |
清水タンク容量 | 175m3×2 |
冷却水タンク容量 | 130m3×2 |
燃料タンク容量 | 235m3 |
浚渫機仕様 | |
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直巻能力 | 110t |
巻上速度 | 0~60m/min |
巻下速度 | 0~80m/min |
浚渫深度 | 水面下鉛直最大60m |
グラブバケット | 平底幅広型 30m3/67t 軟土盤用 28m3/72t |
(注)本船はあおみ建設株式会社と株式会社若港の共有船です。