工法の概要
海上のサンドコンパクションパイル(SCP)工法は専用のSCP船を使用します。
SCP船はケーシングが3連装であるため、3本の改良杭を同時に打設することが可能です。
KS-REACT工法は、水深や打設深度に応じ適切なエアー管理が可能であるとともに、ケーシング管内の砂量をリアルタイムに計測できる「ASL(電波式砂面位置計測装置)システム」を搭載しているので、より高品質な改良杭を造成することが可能です。
ASL(電波式砂面位置計測装置)システムの概要
電波式砂面位置計測装置
(ASLシステム)
Advanced Sand Level meter
本技術は、SCPの施工時にケーシング内の砂面高さを計測する技術です。
従来はワイヤーに錘を取り付け計測していましたが、本技術は電波を発信してリアルタイムに計測できるため、正確な位置計測を可能にすると共に計測時間を短縮することができ、品質の確保を図ることができます。
GNSS測位システム
SCP船の位置決めは、GNSS測位システムによりおこないます。 計測されたSCP船の位置・方位から、計画位置とのずれ量をSCP船ブリッジモニターに表示し、打設位置を記録・管理します。
海上地盤改良SCP船のDXへの取り組み
現在、国土交通省ではICT活用工事の取り組みが進められています。当社はICT海上地盤改良工(SCP)の基準化に先立ち、可視化の難しい海上地盤改良工の施工の見える化を推進するためSCP船のDX対応を実施しております。
施工実績
関西国際空港
大阪府 泉佐野市
神戸空港
兵庫県 神戸市
東京国際空港(D滑走路)
東京都 大田区
中部国際空港 —セントレア—
愛知県 常滑市
本牧埠頭/大黒ふ頭
神奈川県 横浜市
南本牧埠頭
神奈川県 横浜市
羽田D滑走路建設工事(東京国際空港)
東京都 大田区
中部国際空港建設工事
愛知県 常滑市
新島造成工事
大阪府 大阪市