工法の概要
K-DPM工法は、浚渫土のリサイクルを目的とした固化処理圧送工法のひとつであり、圧送管の途中に混合部を斜めに設置し、プラグ流として圧送されてくる浚渫土に、混合部中心に設置した固化材供給軸からセメントスラリーを添加するものです。混合部の拡大および斜め設置により、混合部内に大きな乱流が発生し、均一に撹拌・混合することができます。
施工フロー
①空気圧送船からプラグ流として圧送されてくる浚渫泥土が、混合部に斜めに流入します。
②混合部の拡大によるプラグ流の崩壊および混合部壁への衝突により、大きな乱流が発生します。
③混合部中心に設置した固化材供給軸から、セメントスラリーを高圧噴射させます。
④混合部内の乱流と固化材供給軸を支持するねじり板の撹拌作用で、均質に撹拌混合します。
⑤吐出口より再びプラグ流となって流出します。
施工実績
中部国際空港 —セントレア—
愛知県 常滑市