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Re-Pier(伸縮式ストラット)工法

供用中桟橋の耐震補強や増深化対応技術
港湾施設の耐震化・老朽化・船舶の大型化対応に対し、施設を供用しながら短工期、低コストで施工可能な工法です。

特許番号 第4864774号

Re-Pier工法とは

 格納式のストラット部材を使用して、供用中の桟橋を補修・補強し、耐震化・延命化・増深化など、桟橋が新たな使命とともに生まれ変わる工法です。
(従来は「伸縮式ストラット工法」と呼称)

Pier:桟橋
Retractable:格納式 Repair:補修 Reinforcement:補強 Reborn:生まれ変わる

工法の概要

 Re-Pier工法は、既設の杭をストラット部材で連結・固定し、杭を補強する工法です。水平方向に作用する地震力などの外力に対し、その補強効果により杭頭の水平変位量や杭に発生する断面力を低減できるので、その余裕を耐震性能の向上や前面水深の増深化、構造物の延命化などに活用する工法です。
 使用するストラット部材は既設鋼管杭と連結する鞘管部と杭を繋ぐ補強材となるストラット部とからなり、ストラット部は2本の径の異なる鋼管を組み合わせています。細い鋼管を太い鋼管から出し入れして部材長を調整することができるので、既設桟橋の杭へ補強部材となるストラット部材を容易に取り付け可能です。補強部材と既設杭間、ストラット部の鋼管同士は、モルタルで剛結・固定します。
 このことにより、ストラット部材を取り付けるために桟橋上部工を撤去・復旧する必要がなく、桟橋の供用制限を極力抑えて施工することが可能となりました。
ストラット部材の設置イメージ
専用のフロートを使用した施工状況

工法の特徴

伸縮式ストラット部材(短縮時)
部材伸長イメージの格納状態⇒伸長イメージ
部材を縮めて,連結させる既設杭間に運搬し、設置位置で伸長します。このことにより、部材の設置作業の簡略化を実現しました。
 既設桟橋の杭間隔が杭列によってばらつきがあっても、ストラット部材の長さを簡単に調整できるので、工場では同一寸法で部材製作できます(部材のユニット化が可能です)。

施工実績

工事名 発注者 施工 部材径 数量 備考
西ふ頭桟橋他災害復旧(その1)工事 宮城県 平成26年 φ400、
φ500
32基 -6m岸壁
L=320m
西ふ頭桟橋他災害復旧(その2)工事 32基
中局第2号の1(地)中島港港湾局部改良工事 愛媛県 平成26年 φ600、
φ700
6基 フェリー桟橋
L=30m
中局第2号の2(地)中島港港湾局部改良工事 6基

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